パタヤの賃貸詐欺:支払う前に偽物件を見抜く方法と注意点
パタヤの賃貸詐欺に注意。内見前のデポジット要求、相場より安すぎる家賃、転用された写真など偽物件のサインと、タイで賃貸契約を結ぶ前の注意点をまとめました。
公開日: 7分で読めます2026年10月20日時点のデータ
目次
なぜパタヤの賃貸で偽物件が狙われるのか
パタヤでは、賃貸物件の多くが誰でも参加できるグループや掲示板に掲載されています。海の見えるコンドミニアムは誰でも投稿でき、しかも借り手の多くは到着前に海外から部屋を探しています。数枚の写真だけを根拠にお金を求めるには、うってつけの環境です。
物件情報は何度も出回ります。2026年10月20日時点でRENT KHAのデータベースに掲載中の159件のうち、45件(28%)は1週間のうちに少なくとも1回再投稿されており、同じ物件で最大6回に達したものもありました。この159件のうち、59件は仲介業者による掲載、2件はオーナー本人による掲載と名乗っており、残る98件(62%)は本文から誰が掲載したのかがわかりません。まず確認すべきなのは、相手が誰なのかということです。
これらの数字は詐欺の件数を示すものではありません。ほとんどの物件は正直なもので、再投稿の多くはオーナーが自分の部屋を掲載し直しているだけです。数字が示しているのは、同じ物件が多くの人の手を経てあなたのもとに届く、ということだけです。
内見の前にデポジットを払ってはいけない
最もよくある手口は単純です。魅力的な部屋と妥当な家賃を見せたうえで、到着前に「予約」のための振り込みを求めてきます。お金を送った途端に相手と連絡が取れなくなるか、そもそもその部屋は貸し出されていなかった、という結末です。内見の前にお金を求められることは、このリストの中で最もはっきりした警告サインです。
ルールは一文で言えます。部屋を見てから、書面の賃貸契約に署名するときに、領収書と引き換えに支払うことです。直接内見できない場合は、相手が部屋に入り、バルコニーからの眺め、廊下、建物の入口を映すライブのビデオ通話を頼みましょう。あとから送られてくる写真は、このビデオ通話の代わりにはなりません。
1年契約では、家賃2か月分のデポジットに加えて初月分の家賃を前払いするのが最も一般的です。短期契約では、デポジットは1か月分のことが多いです。これを大きく上回るデポジットや、「価格を押さえるには今すぐ払ってほしい」と迫られる支払いには、いったん立ち止まりましょう。
エリアの相場より安すぎる家賃
偽物件は価格で人を引きつけます。家賃が不自然に安いかどうかは、エリアの中央値と比べるとわかります。2026年10月20日時点で、1ベッドルームのコンドミニアムの家賃中央値はJomtienで19,500バーツ(20件)、Pratumnakで18,000バーツ(13件)、スタジオはエリア全体で13,500バーツ(20件)です。
安いことが詐欺の証拠になるわけではありません。North Pattayaには実際に8,000バーツのスタジオがあります。ただ、Wongamatの広いオーシャンビューのコンドミニアムがスタジオ並みの価格なら、階数、広さ、建物名、入居可能日について具体的に質問する価値があります。この4つへの答えがあいまいなら、それ自体が多くを物語っています。
パタヤの1ベッドルームの賃貸コンドミニアム
今月 76+ 件の物件 · 更新:3 時間前
貸主を確認する:オーナーか、仲介業者か、中間業者か
建物名と部屋番号を尋ねましょう。本物のオーナーや正式に委任された仲介業者なら迷わず答えますし、建物が実在するか、写真と一致するか、掲載された部屋に説明どおりの眺めがあるかを、自分で確かめることができます。
契約時には、オーナーの身分証明書と部屋の権利証(タイトルディード)のコピーを賃貸契約書に添付するのが一般的です。仲介業者が署名する場合は、オーナーに代わって貸し出す権限を示す書類を見せてもらいましょう。デポジットを受け取る銀行口座は、オーナーか契約に署名する仲介会社の名義であるべきで、第三者の名義であってはなりません。
パタヤでは、仲介手数料は通常、借り手ではなくオーナーが支払います。部屋を見る前から「事務手数料」や「内見料」を求められたら、警戒してください。
ほかの物件から転用された写真
偽物件では、実在する部屋の写真がほかから流用されていることがよくあります。Google LensやTinEyeで画像検索をすれば、同じ写真が別の名前、別の価格、あるいは別の建物として掲載されているのが数秒で見つかります。やり取りしている相手とは別の仲介会社の透かしが入っている場合も、手がかりの一つです。
一方で、写真のない物件が詐欺のサインというわけではありません。多くのオーナーはまず文章だけを投稿し、問い合わせがあれば写真を送ります。RENT KHAはこうした物件を、写真なしと明示したうえでそのまま掲載しています。現地に足を運ぶ前に、写真を送ってもらえば十分です。
早く決めさせようとする圧力
「明日3人が内見に来るので、今日中に払ってください」。急がせるのは、あなたに確認させないためです。誠実な貸主なら、借り手が払う前に部屋を見たいと思うのは当然だと理解しています。内見の前に決まってしまう部屋は、もともと縁がなかったのかもしれません。
普段使わない支払い方法にも注意してください。暗号資産、ギフトカード、オーナーでも仲介会社でもない人物への送金などです。家賃は銀行振込か現金で支払い、署名入りの領収書を受け取りましょう。
書面の賃貸契約と入居時のチェックリスト
賃貸契約書には、家賃、デポジットの額と返還の条件、契約期間、解約の予告期間、家賃に含まれるものを明記してもらいましょう。電気代と水道代の請求方法も確認してください。公共料金の料金どおりなのか、オーナーが決めた単価なのか。その差は毎回の請求書に表れます。
入居日には、すべての部屋、すべての家電、すべての傷や不具合を写真に撮り、そのリストにオーナーか仲介業者の署名をもらいましょう。退去時にデポジットを守ってくれるのは、この書類です。
オーナーには、外国人の入居者を入国管理局に届け出る義務もあります(TM30)。届け出を頼みましょう。いくつかのビザ手続きで必要になりますし、それを拒む貸主は真剣に受け止めるべきサインです。
RENT KHAがしていること
RENT KHAは、パタヤとその周辺の賃貸物件を集め、重複や同じ部屋の再投稿をひとつにまとめ、掲載者が成約済みにした物件はすぐに取り下げます。公開ページには電話番号を一切表示しません。月100バーツからのアクセスプランで、掲載者と直接メッセージをやり取りでき、掲載者自身が公開した連絡先(WhatsApp、LINE、電話)も見られます。
よくある質問
パタヤのコンドミニアムは、到着前にデポジットを払って予約すべき?
いいえ。デポジットは、直接の内見か部屋の中からのライブビデオ通話を済ませたうえで、賃貸契約の署名時に、領収書と引き換えに支払うものです。内見前に予約のための振り込みを求められるのは、最もよくある詐欺のサインです。
偽の賃貸物件はどう見分ける?
エリアの中央値を大きく下回る家賃、画像検索で別の場所に見つかる写真、建物名も部屋番号も言わない相手、そして早く払うよう急かす態度です。サインが一つだけなら決めつけられませんが、いくつも重なるなら要注意です。
パタヤの仲介手数料は誰が払う?
通常はオーナーです。内見の前から、事務手数料や予約手数料の名目で借り手にお金を求めてくる場合は、警戒する理由になります。